【はじめに】
最近、スティーブン・コヴィー氏の『7つの習慣』が見直しされつつあります。十数年前に発刊されて以来、世界中で多くの方に読まれているものです。
「成功には原則があった」という副題が付いていますが、現代の日本が直面している様々な問題についての対処法として、新しい考え方を提供しているものです。この本を読んでだだけでは、当然成功するはずがありません。今の考え方よりも、多少良い方向に持っていける程度と思っています。
日本でも百万部以上も売れているにもかかわらず、目立った成功者がいないのは当然と言えば当然のことです。単に読んだだけの人が多いというのも一つですが、内容がかなり難しく、実効性が伴わないものと思っています。
多くの上場会社でも研修材料として活用されているみたいのため、私なりの解釈を、自分の考えとともにホームページに記載していこうと思っています。
興味をもたれたら、実際に書籍を購入して、実践していただければと思います。
【習慣とは】
人格主義すなわち人格そのものは、繰り返される習慣により育成されるものである。習慣によって無意識のうちに生活パターンが決められ、人格が育成され、生活そのものが効果的あるいは非効果的になってしまう。
習慣は3つの要素から成り立っている。
@知識・・・何をするのか、なぜそれをするか
Aスキル・・・どうやってするか
Bやる気・・・実行したい気持ち
→習慣を育成するには、知識とスキルとやる気が必要である。
書籍で解説される7つの習慣を身につけるにも知識とスキルとやる気が必要である。
【第一の習慣:主体性を発揮する】
人間が動物と異なるところは、刺激に対して、自由な選択によって反応することが可能である。
自由な選択とは、自覚・想像力・良心・自由意思の4つの独特な性質を人間が持っているということである。
すべての行動(反応)は、個々人の自由な選択の結果に基づくものであり、遺伝子的、心理的、環境的影響を受けることなく、その主体性を発揮することが必要である。
すなわち、主体性を発揮するということは、選択の結果の行動(反応)、すなわち、最終的には人生の責任を引き受けることである。